ダイエットの基本考え方と選び方
大阪市内で、筋膜リリースとセルライト除去のダイエットサポートを10年超続けているボンボン&セルです。
残酷なことですが、努力は正しい方向に向けない限り報われません。ダイエットは特にそうです。
こちらの頁では頑張っても毎回元に戻ってしまう方や、情報が多すぎて何が正解か分からなくなった方に向けて、痩せたい時の基本的な考えや正しい選び方を解説しています。
ダイエットの成否は選択次第
今すぐ体重を落とせる短期ダイエットは、リバウンドはしますが一時的に結果を出します。
地道にカロリー収支で体脂肪を減らす正しい痩せ方は、リバウンドを避けて理想の体を作ります。
今だけ体重・体型が変われば良いなら短期ダイエットも選択肢の一つ。
痩せた状態を保ち続けるには正しい痩せ方を選ぶ必要があります。
手っ取り早く体を変えて、さらに痩せた体をキープするという一挙両得な願いはかないません。
両者は全く違うアプローチなので、どちらか片方しか選べないのです。
一挙両得を狙うほど、努力と成果がつり合わない残念な結果に終わります。
痩せたい時は2択で考え、中途半端なダイエットは除外するべきです。
それぞれの特性を踏まえて、希望に沿った選択をして結果を出しましょう。
ダイエットは始める前の見極めと選択がとても重要です。
短期ダイエットの「痩せ」とは
短期ダイエットは短期間の痩せ体験。
体に無理を強いて、一時的に痩せた状態を作り出します。
早期に体重・体型が変わります。
頑張っている間はスリムなままでいられますが、ダイエット期を終えるとすかさずリバウンドします。
痩せたように見せる
私たちの体は摂取カロリーを急激に制限しても、代謝をグッと抑えて体脂肪を減らさないよう抵抗します。
体脂肪というエネルギー貯蔵庫は、簡単に減ることがないよう常にコントロールされているのです。
体が急激に体脂肪を減らせない以上、短期間で体重・体型を変えるには体内の水分を排出させるか、厳しい食事制限で病的に体重を減らすしかありません。
人気の糖質制限も体重や体形の変化のほとんどは、体内に保持していた水分の排出によるものです。
一時期流行した「体を温めて代謝を上げ、痩せる」などという、大量に汗をかいた分だけ体重を落とすという方法もありました。
人体はそこそこ無理なダイエットにも耐えますが、その後は常に元の体に戻る機会を待ち続けています。
リバウンドは避けられない
短期ダイエットはその性質上、体に無理を強いることになります。
頑張り終えるとリバウンドするのは、体が健康な状態に戻るためです。
人体には恒常性を保つ習性(ホメオスタシス)があり、「短期間で」「無理をするほど」体は元の状態に戻ろうとします。
リバウンドは短期ダイエットの宿命なので受け入れるしかありません。
短期ダイエットの場合、サッと体を変えてピタッと止めてしまうのが健康被害を最小限に抑えるコツです。
また、短期間では食生活を大幅に変えることができません。
食生活を変えられない全てのダイエットは、どうしてもリバウンドしてしまいます。
向き、不向き
今すぐ体重・体型を変える必要がある方や、「一時的な痩せ」で十分だという方は短期ダイエットが第一選択になるでしょう。
毎回のリバウンドに絶望している方、きちんと体脂肪を落として痩せたい方は短期間にこだわるのを止めて正しい痩せ方を選ぶ必要があります。
先のことを考えると、今のところは「その時々で痩せれば良い」とお考えの方も、どこかのタイミングで正しい痩せ方に切り替えて頂くべきではあります。
短期ダイエットは繰り返すうちにコストが膨れ上がり、多くの場合代謝を落としてさらに痩せにくい体になってゆきます。
何度も短期ダイエットにチャレンジする必要が出てくるようなら、早いうちに痩せた体を手にしてしまうのが得策です。
一度正しく痩せてしまえば、今後はダイエットに費やす時間やコストをごっそり減らすことができます。
運動で痩せる難しさ
摂取カロリーを大きく減らしても結局リバウンドしてしまう。
それならカロリー消費量を増やせば良いんじゃないか?とコロナ禍で流行ったのが高強度トレーニングです。
しかしこれが、良いように見えても思ったように痩せません。
誰でもカロリー消費を増やそうとするほど、かえって食べすぎてしまうのです。
結果的に中途半端なダイエットになり、頑張って体を動かしても結果が出ないのは最近のダイエットあるあると化してしまいました。
カロリー消費を帳消しにするほど食べたら痩せないのは分かっているのに、それでも食欲を止められないのは空腹ホルモンの影響です。
運動メインで痩せるのは、正直なところ非常に厳しいと言わざるを得ません。
終わりの無いトレーニングと食事におびえる毎日に疲れ、多くの方が一年以内に脱落しています。
運動後のすごい食欲
たくさん汗をかいた後に水分が欲しくなるように、カロリーを大きく消費した後は、体が失ったエネルギーを取り戻したがるものです。
高強度トレーニング後には、いつも以上の食欲に襲われます。
理想の体になるまで、このような食欲を制御し続けるというのは戦略的に無理がある話。
空腹ホルモンの影響は強く、意思の力で抗いきれるものではありません。
私たちの体内では様々な機能の調整のために、いろいろな役割のホルモンが分泌されています。
意思決定より上位の存在であるホルモンからの指令に、私たちは感情や行動さえもコントロールされているのです。
トレーニングを始めた当初こそ、慣れない状況に空腹感もまぎれますが、運動がルーティンになった頃から徐々に食欲を抑え込めなくなります。
頑張るほど食べてしまう。
と言っても、これは特におかしな事ではなく、体の正常な反応です。
運動後に失ったエネルギーを補給して回復するのは、生き物として正しい行動です。
食べるのは意志の弱さのせいではなく
カロリー消費を頑張るほど、それを帳消しにするほど食べてしまうのは、ある意味当然のこと。
食欲に勝てないのは意思が弱いからではなく、食べずにいられないほどの運動が原因です。
しっかりした運動と食欲は切り離せない関係にあります。
自分なりの食欲コントロール法を確立した後ならまだしも、今から痩せようという時に急に激しい運動を始めるのは悪手です。
まさに今、痩せるためにトレーニングに励んでいる方にとっては、あまり良い気がしない話ですね。
ダイエット業界は「運動後に食べてしまうのは自己責任」と突き放すのではなく、「頑張って運動するほど食欲に抗えなくなります。それでもチャレンジしますか?」と、もっとユーザーに寄り添った提案をするべきだと個人的には思います。
※強度の高い運動はダイエット期ではなく、体作り(増量)のためにたくさん食事を摂る増量期に取り組むのが正しい利用方法です。
筋トレ+糖質制限とは何か
糖質制限と組み合わされるものは全て、短期ダイエットベースです。つまりリバウンドは避けられません。
筋トレ+糖質制限の「成功例」はリバウンド前の状態を切り取って紹介したもの。
筋トレで痩せた!という主張も同様です。
この痩せ方(?)は、大会前のボディビルダー等の減量法と全く同じ。体のラインや筋肉を美しく見せるためのメソッドです。
ダイエットと言うより、体の絞り方というのが正しい表現。
この体の引き締め感は、糖質制限を終えるまでの期間限定のものになります。
私たちの体は糖質が不足すると、脳のエネルギー確保のため筋肉を分解(糖新生)し始めます。
そのため、このメソッドでは筋肉の減少を少しでも防ぐため筋トレとタンパク質の多い食事を必須としています。
残念ながら、糖質制限中はどれだけ頑張っても筋肉はろくに増えてくれません。
人体は効率よく筋肉を増量する際にも、脂肪を効率良く燃焼させる際にも糖質が必要なのです。
ボディビルダーや計量前のプロボクサーがこのメソッドを1ヶ月程度の期間に限定して使っているのは、糖質制限が体づくりにマイナスに働くことが科学的に証明されているからです。
ちなみにボディビルダーやボクサーは糖質制限を解除後、数日以内に7kgや10kgも体重を戻します。
健康な体は常に一定量の糖質を保持しようとし、糖質と結びつく多量の水分も再び体内に戻ってきます。体が「絞れている」キレキレの期間はここで終了です。
筋トレ+糖質制限では、筋トレの効果で痩せているわけではありません。
筋トレを続けていても糖質を摂り始めると一気にリバウンドすることから、体重・体型の変化は糖質制限の効果であったことが確認できます。
このメソッドはあくまで一時的な「体の絞り方」「減量法」の域を出ません。
糖質以外の栄養摂取を多くすることで、他の短期ダイエットと比較して長く続けることができますが、ダイエットとして考えると中途半端ですね。
あまり周知されていませんが、糖質制限の長期調査の結果は既に出ています。
その内容は“一般的な食事制限と比べ、特別優位な点は無い”ということ。
最終的(リバウンド後)には「カロリー収支のマイナスを作った分だけ」体脂肪が減った体が残されます。
痩せるポイントは“カロリー収支より糖質量だ!”との主張でブームになった糖質制限でしたが、結局はカロリー収支で痩せるしかないことが証明された結果となりました。
いずれにせよ「私頑張ってる!感」ばかりが強く、実際にはなかなか痩せない中途半端なダイエットは時間をいたずらに浪費し、努力と成果がつり合わないままで終了します。
同じ時期に正しいダイエットを始めていたなら、とっくに痩せた体が馴染んでいたことでしょう。
早く痩せたいとの思いで始めたものが、結局はずいぶんと遠回りの道のりになっているというわけです。
本気で痩せるたいのなら、避けて頂くべき。
流行りのダイエットでは痩せない
そもそも流行りのダイエットというものは全て、王道の正しい痩せ方に対抗した「もっと上手な痩せ方」として紹介されるもの。
その中身は地道な正しい痩せ方に“対抗”するものである以上、短期ダイエットか中途半端なダイエット法に限られます。
重要なのは、これらは「正しい痩せ方ではない、別物」であるという点です。
正しい痩せをサポートするものでさえありません。
これまでも様々なブームが作られては消えてゆきましたが、流行りのダイエットが王道の痩せ方より優れたものだったことはありません。ただの一度もです。
ダイエット業界の仕掛ける流行に踊らされているうちは、大事な仕事を先延ばしにしているような状態。
流行りものに時間を使っている限り、正しく痩せる機会を失い続けます。
選択を間違う心理
私たち人間の脳は、興味のある物事ほど冷静さを失い、正しい判断ができにくくなる傾向にあります。
逆に興味が無いものほど、客観的で冷静な判断ができます。
痩せたいと切実に願う方に限って「体を温めて痩せる」だの「脂肪を溶かす」だのといった行儀のよろしくない広告に簡単に騙されてしまいがち。
加えて、テレビや雑誌のダイエット特集で目にするのは流行りのダイエットについての記事ばかりです。
メディアにはそれぞれ大口のスポンサーがついており、それらが常に最新のダイエットを推しているため、正しい痩せ方はなかなか紹介されません。
似非科学のダイエットには騙されなくとも、きちんと痩せたい女性の多くが正しい痩せ方以外の方法を選んでしまうため、毎年8割以上の方がダイエットに失敗しています。
一時的な痩せは成功ではない
過去に短期間で体重を落とした経験も、ダイエットについての認識を混乱させています。
短期間の一時的な体重減少を成功体験として誤認していると、何度も「最新のダイエット」に期待しては裏切られを繰り返してしまいます。
これまでにつぎ込んだコストが多いほど、叶わなかったダイエットさえも正当化して、心のバランスを保とうとしがちです。
頑張ったダイエットを間違いと認めたくないあまり、かえって意固地になって正しい痩せ方に背を向け、次に来る「最新のダイエット」で一発逆転を狙うようになってしまうもの。
しかしそれは、ギャンブルにはまる人の心理と同じでとても危険な考えです。
一発逆転思想は魅力的で心地いいものですが、長年そのままでいると、いざ「流行りのダイエットと決別」する際に多大なエネルギーが必要になります。
王道を超える痩せ方は、これまでもこれから先もありません。
最新のダイエット法に何かを期待するのは、どこかのタイミングで終わりにするべき。疲弊するだけで良いことは一つもありません。
ダイエットは始める前に一度立ち止まって考える時間が必要です。
本気で痩せたい時こそ、客観的で冷静な判断を下せるようになりましょう。
正しい痩せ方
カロリー制限のしすぎも、カロリー消費の頑張りすぎも思うように痩せれないものです。
正しく痩せるためのベストな方法は何か、となると最後は必ず王道のダイエットへ戻ります。
食事制限も運動も無理は禁物で、少なくとも2ヶ月以上時間をかけて痩せるべき。
急ぐほど失敗する確率が上がります。
体脂肪を減らすのに都合のいい方法はありませんが、代わりに体には「慣れる」という習性があります。
慣れを利用することで、体は無理なく変われます。
ほどほどの食事制限なら体が勝手に適応し、少ない食事量が当たり前になります。
運動についても、ウォーキング程度にとどめておくのがお勧めです。後は自然と体脂肪が減ってゆくのに任せます。
具体的な方法は別頁にまとめております。
→ダイエットプラン
また、筋膜リリースやセルライト除去はダイエット効果を大幅に底上げします。
筋膜リリース、セルライト除去の活用
ダイエットと真逆の体づくり(増量)を効率的に進めるには、パーソナルトレーナーの力を借りるのがベストな選択。
ダイエットで外部の助けを必要とするのは、筋膜リリースとセルライト除去です。
筋膜リリースは関節の可動域を上げ、セルライト除去は痩せにくいと言われる部位の脂肪を「普通に減らせる」状態へと導きます。
共に自力ではできないレベルの代謝UP効果があります。
施術後は簡単なケアで代謝の良い体の状態をキープ。
ダイエットとの相乗効果は抜群です。
正しい努力をしているなら一人で痩せることもできますが、プロの手を頼ることでダイエット効果は目に見えて変わります。
当院では1台で筋膜リリース+セルライト除去のできる専用の美容機器と、この施術一筋18年のベテラン女性セラピストがきちんと痩せたい方を強力にサポートいたします。お気軽にお電話をどうぞ。
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